以前「マウスの選び方(メーカー編)」で書いていた DHARMA POINT の新しいオプティカルマウス DHARMA OpticalGamingMouse DRM26BK が発売されたという事で 4gamer に記事が出ていた。
4Gamer.net ― 3000円のゲーマー向けマウス「DRM26」レビュー。“オーバークロック前提”だが,これは傑作だ(DHARMAPOINT)
http://www.4gamer.net/games/044/G004481/20100202059/
前のマウスの選び方では DHARMA POINT の説明の所に、ボタン設定が出来て便利という話も書いてしまっていたので一応気になった部分で補足。確かに前のを書いた時に出ていた DHARMA POINT のマウスは全てボタン設定が出来、ダーマコントロールなるものが付いていた。ただし、今度のDRM26にはそれが付いていないらしいとの事。DHARMA POINT のページでも内蔵メモリについて触れていなかったので気にもしていなかったが、その点には注意。
DHARMA OpticalGamingMouse ブラック DRM26BK
■FEZでのDRM26の注意点!
武器持ち替えに注意
つまりFEZの場合なにが起きるかというと、折角サイドボタンが付いていてもボタン割り当てができないので、武器持ち替え用にボタンをマウスのサイドボタンに割り当てるとかがマウスの基本機能では出来ないということ。
■競合するマウス
ダーマコントロールがないということは、競合するマウスとの競争が厳しい。同価格帯[2010/02/3現在]にはSteelSeriesの新型「SteelSeries KINZU 62011」や、ロジクールの「G3 Laser Mouse」、「オプティカルマウス MX-518」、MSの超定番「Microsoft Wheel Mouse Optical(WMO)」がある。
センサーのよさで言えばkinzuの方がカタログスペックは高性能、値段で言えばWMOの方が安いと、期待のDRM26もダーマコントロールがなしだと、マウスサイズとサイドボタンでそこそこのセンサーって言うあたりで買うか決めることになりそう。ボタンだけだとMX518の方が多いので、この小型サイズでサイドボタンという人向けのもののようだ。
もう1000〜2000円出せば A4tech の「X-718K-JP」や ロジクールの「ゲーミングマウス G500」も買えてしまうので結構悩ましい所のマウスになった気がする。
違う角度のDRM26写真
■4gamerの記事と個人的な所感
4Gamer.net ― 3000円のゲーマー向けマウス「DRM26」レビュー。“オーバークロック前提”だが,これは傑作だ(DHARMAPOINT)
http://www.4gamer.net/games/044/G004481/20100202059/
4gamerではマウスサイズやポインタの精度などについて注意点を書いてるけど。実際にはサイズはそこまで小さくはない。むしろゲーミングマウスは普通のPCに付属しているマウスなどに比べると基本的にかなり大きい。重度ゲーマでもなければむしろDRM26のマウスサイズの方が普通に感じられる事だろう。
4Gamer.net ― 実は“オーバークロックなし”でも問題なかった。DirectInput環境下で「DRM26」を再検証(DHARMAPOINT)
http://www.4gamer.net/games/044/G004481/20100216018/
■比較サイトの人気マウスランキング
4Gamer.netの記事で
http://www.4gamer.net/games/044/G004481/20100216018/
もたつくという感想が書かれてしまうのもこの辺りの理由だと思います。つまり、設定出来る幅が狭いので、普段から高解像度で高いレポートレートのゲーミングマウスを使っている人だと設定を合わせにくいと言う事にはなってると思います。
恐らくですが、多少ほかの性能の選択肢は狭めてもDMR26は最大加速度30Gを高く下のだと思います。例えばフレームレートなどは一定値以上になるとあまり使用者に影響が出る性能ではなくなる為、その部分は捨てて素早く反応するという部分に重点を置いている気がします。しかし、以前書いたようにSteelSeriesはユーザーからのフィードバックを相当強く意識しているのが分るメーカーなので(その結果形状などに対してこだわりが強くなっている感じです)、SteelSeriesが選んだ選択も理由がないわけではないと思います。トラッキングスピードが75IPSなのは、過去の人気のマウスが大体50〜100IPS程度だったからではないでしょうか。
DRM26とkinzuは形も価格設定も何となく似てますが、私の印象では思想は大分違う感じです。形状、センサーや設定的にもゲーマの最大公約数を目指したkinzuと、ゲーミングマウスを買ったことがない一般ユーザー向けゲーミングマウスというDRM26。DRM26は既にゲーミングマウスを持っている人から見ると加速度とトラッキングスピードに焦点を当てており、ゲームするなら速度だと言うダーマポイントの思想が溢れる尖ったマウスですね。kinzuは速度は一般ゲームマウス程度ですが、ゲーマの人が望む要求の幅は持たせてあるので設定で合わせてくださいっていう無難なマウス。
■kinzu
トラッキング解像度:400/800/1600/3200CPI
レポートレート(ポーリングレート):125/500/1000Hz
フレームレート:9375fps
画像処理能力:3.75Mpixel
トラッキングスピード:50IPS※
最大加速度:20G
■DRM26
トラッキング解像度:800/1600CPI
ポーリングレート:125Hz(※Windows標準)
トラッキングスピード : 130ips(マウス操作面の材質によって異なります)
最大加速 : 30G