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コラム的なもの:マウスの選択基準今昔

 マウスの重量ついて、色々コメがついてたので、その辺について少し書く事に。このコラム的なものは、あくまで個人的な感想なので異論は沢山あると思うけど、自分は今はこう考えてる的な話。
 「マウスの選び方」であまり重量については取り上げてないけど、そのへんの理由も一応ある。古参ゲーマが重量を気にしているのは何となく分かるんだけど、現状はFEZだけでなくゲーム全体として前より重量を気にしなければいけない必要性が薄まってると思う。

 1.今時のゲームは弾速を計算している
 2.今時のマウスは高解像度
 3.重量はカスタマイズでなんとかできる

■最近のゲームは弾速も計算するし即死もしない

 昔のFPSをやるとよく分かるけど、昔のは弾速を計算してないのが多い。具体的にはどういう事かというと弾速計算してないので打ったら直後に敵に当たり即死する。弾速がある場合、FEZは弾速が遅いので分かり易いけど、相手の攻撃を見てから打っても相打ちになる。つまり昔のFPSでは0.001秒のクリック速度の差で相手が即死して、自分は生き残る。0.001秒のクリックが生死を分ける。逆に弾速を計算しているFEZとかでは、0.001秒で反応できるならほぼ確実に相打ちになる。相手にジャベリンを入れたら自分も凍ったり相手が打つのを見て避けてから受けれる弾速の遅さ。しかも反応できなくても即死はほとんどない。今ある普通のアクションゲームはFEZに近く(昔はあまりなかったのでFEZはその辺も優れてるポイントだと思う)、FPSとのもっとも大きな違いはこの辺だと思う。

 昔ながらのFPSだとこの傾向は今でもあって、通常のゲームのより反応速度勝負という部分が強い。命中場所で即死もある(それでも昔に比べると今のFPSは生存率が高いのが多いので少し変化してるかも)。だから、マウス選びは反応速度重視、軽くなければいけなかった。この点に関してはFEZでは相打ちになってしまうので決定的な意味はないと思う。

■マウスが高解像度だと何が違うか

 昔はマウスが低解像度で後ろにボール見たいなのがついてた。このころのマウスは低解像度で読み取り制度が低い。だから移動速度が遅く、マウスの移動幅に対してカーソルが動く幅や精度が悪かった。その為結構マウスを動かしてマウスパットの端にまで行ってしまい、"よっこいしょ"と持ち上げてマウスを中央に戻すなんて言う作業が非常に多かった。これは昔のマウスを使ってれば誰でも経験があるはず。今と比べるとかなり頻繁に持ち上げて移動しなければいけなかった。また、ボール式のマウスなら持ち上げたら絶対に動かないが、光学式とかレーザーの場合は持ち上げても距離が近すぎる場合は少し動く。マウスを定位置に戻したいだけなので、持ち上げてマウスを動かしたときにカーソルが一緒に動いてしまっては都合が悪い。この持ち上げたら動かなくなる距離を「リフトオフディスタンス」といって、この距離が短いと有難がられていたし、今でもありがたがる人はいる。
 ただし、今時のゲーミングマウスはこの「リフトオフディスタンス」自体を設定できてしまったりするマウスもあるけど、特別評価されてるとは思えない。現時点でこの能力があまり決定的な部分になっているとは言えない。現状のマウスのセンサーは前より段に精度が高いし、マウス解像度も高い。リフトオフディスタンスだってそれなりに短い。今は安いマウスとかゲーミング以外の普通のマウスでも結構高解像度なので、操作性として多くの人が高解像度に慣れている。高解像度と言う事は、つまり、ちょっと動かしてもカーソルが動くのが大きい。マウスを端まで動かしすぎて"よっこいしょ"と持ち上げる機会は比較すれば相当に少ない。恐らくそういう意味でもマウスを持ち上げて素早く戻す作業に問題となる重量は、センサーの高性能化に伴い意味合いが薄れていると思う。

 でも、重さって持ち上げなくても水平移動してても負荷になるよね?っていう部分を次に書く。

■水平移動は重量より摩擦
 
 マウスのように軽量の物体が水平移動する際に起きる負荷は摩擦の影響が大きい。「マウスの選び方」のコメで出ていたURL場所の人がMX510(今の製品で言えばほぼMX-518相当のマウス)の方がWMOより軽く感じるというのはまさにそれ。私も経験的にも重量よりマウスパットとの摩擦の影響の方がマウスは大きいと思う。

 摩擦の負荷 = 重量 × 摩擦係数

 摩擦係数は掛け算なので摩擦係数の数値で極端に変化する。マウスの底に摩擦係数が低いソールを選んで張れば、あら不思議水平動だけなら重いはずのマウスの方が軽く感じるというわけだ。そして幸いにも今はマウスメーカーなどからマウスの底に張る滑らかさを変えるマウスソールが売られているし、マウスパットも豊富に選択肢があるので好きに組み合わせて好みの負荷にできてしまう。逆に言うと、どのマウスでもマウスパットやソールが選べる点であまりマウスの個体差による違いが出にくい部分といえると思う。

 コードの堅さは今でも大事:コードの堅さというのはマウスにこだわる人の間では結構重要な問題で、何で重要かというと動かしたときにコードが邪魔になる。マウスを持ち上げないで水平方向に移動する場合、今のマウスは十分なめらかに動く。その上、同じマウスでもソールとパットを変えれば滑らかさの具合まで調節できてしまう。滑る時の抵抗を減らしたいだけなら相当減らせる。しかも、上に書いたようにマウスが高解像度化しているのでそもそも滑らす距離自体も少なくていい。
 しかし、摩擦の負荷は調節できるけど、今度はコードが邪魔になるために起きる負荷の方が気になって来てしまう。そこでマウスメーカは無線マウスを・・・という流れなんだが、無線にも充電やら何かと別の問題はある。

■それでも軽くしたい

 マウスの重量が前よりはあまり意味がないとはいえ、0.001秒を競うようなゲーム性のゲームの場合は、マウスの動きだし初動に必要な力が軽い方がいいのは間違いない。そこでじゃあどうするかっていうと、マウスに入っている重りとかをマウス裏の蓋をあけて取り出す。別に重りが入ってなくても、中にある余計なものを勝手にとってしまうとかはよくある。マウス表面には自分の好みの滑り止めをつけ、ソールも変えてマウスパットも変える。

あなたとわたしのPCゲーミングライフ!! 【連載第2回】「佐藤カフジのPCゲーミングデバイス道場」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20080812/dojo_02.htm

 Game Watch こういう類の記事みたいなことも極端ではなく、こだわる人は改造しているようだ。重量は極論としては自分で軽量化すればいいという意味で、本当にこだわる人にとってはまだ変更が効く範囲だともいえる。流石にセンサーとか全体の形状は変えるのが難しいが、適当に削ったり、重りを外したり、滑り止めをつけたり、マウスパットを変えたりとかっていうのはカスタマイズでかなり融通が利く所だと思う。ただし、何度も言うけど0.001秒を競うようなゲーム性は正直昔風FPS以外にはあまりないと思う。

■書き忘れてた低解像度派

 昔ながらの低解像度マウスで完全に動きを覚えてしまっていて今さら高解像度にできないという人もいる。こういう人は確かにマウス移動量が多く持ち上げる機会も多いかもしれない。この場合は重量は確かに大事だと思う。ただ、この点も安心していい気がする。そういうレガシーシステムに最適化されちゃってる人には定番盤石のWMOやらIE3.0やらIMOという高解像度派には使いにくいかもしれないけど低解像度はには十分満足という選択肢がある。何も新しいのに変えなくてもいいじゃないか。しかも、超定番なので形状も性能も模倣している類似のマウスがかなりある。

■関連項目
FEZ ノート: マウスの選び方(スペック編)
http://fantasyearth.org/article/136584448.html
FEZ ノート: マウスの選び方(メーカー編)
http://fantasyearth.org/article/136586917.html
タグ:マウス
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posted by fezノート
2010.12.29
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